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住まいの有田焼

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窯元案内

大樽窯は、有田創始以来の大窯、享保年間に至り岩尾八郎兵衛が白磁ブームと共に西有田の地より移住し、窯焼きの名代札を受けたものでこれが岩尾家の初祖であります。大樽窯跡から出土する夥しい陶片から見ると、初期には李朝系の作品から芙蓉手、濁し手など貿易品の量産、中期には火鉢、大鉢などの荒物、明治に入って中皿、小皿などの専門生産に当たったもののようです。その伝統とするところは、技術開発を基礎として時代の要求に合わせ、時に雄大豪華、時に、巧緻絢爛、時に量産奉仕と、つねに変化に対応する多彩な姿勢にあると思います。いま敢えて、大樽窯を名乗らず対山窯を称するのは、高浜虚子先生がこの窯に「古壺新酒」という言葉を下さいましたし、木俣修先生が「近代の光を放つ磁の色も今日の有田の窯に生まるる」と詠んでくださいましたことと、また「そこに山があるから」との先代の自然対応の心構えに負うものであります。古い有田の伝統と明るい近代の調和を目指す、古陶銘品意(染付、呉須、インディゴ)、彩地金襴手、大型磁芸品という対山窯のテーマから、次々に新工夫が生まれて、皆様の生活の潤いとなればこれに優る喜びはありません。

十四代岩尾對山窯 岩尾 慶一

對山窯有田店

〒844-0004 佐賀県西松浦郡有田町大樽2丁目1番5号
電 話 :0955-42-5841
駐車場 :有(バス1台、車10台)
営業時間:9:00〜17:00
店休日 :12月31日〜2日

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