染付(そめつけ)
藍色一色で文様が描かれたものを染付という。
中国では青花、朝鮮では青華白磁という。技法
は、素地に呉須(ごす)で絵付けし、透明釉を
かけて焼成するもの。呉須は酸化コバルトを含
み、天然ものは希少であったため江戸時代は中
国から輸入されていた。呉須が藍色に発色する
には、透明釉をかけ、約1300度の温度と酸素
の少ない還元炎(かんげんえん)で焼成するこ
とが必要である。
 
染付吹墨月兎文皿
佐賀県立九州陶磁文化館
柴田夫妻コレクション

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