鍋島藩窯様式
佐賀鍋島藩が将軍家献上を主目的に採算度外視
で作らせた焼き物を「鍋島」と呼ぶ。鍋島藩窯
は、1650年頃に有田の岩谷川内に設けられ、
1660年代頃に伊万里市大川内山に移された。
この窯で主に将軍家への献上、幕閣や大名・公家への贈答品、藩の用品が焼かれた。ここに有
田の最高の技術者が集められ、厳格な管理下で
優れた意匠の「鍋島」が生まれた。
 
色絵桜樹文皿
佐賀県立九州陶磁文化館所蔵品

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