古伊万里様式
染付の藍色を素地に描き、上絵の金、赤、緑、
黄色などで装飾した作品を「古伊万里様式」と
呼んでいるが、藍色と金、赤の組み合わせが基
本で、金欄手(きんらんで)の古伊万里と呼ば
れることもある。この様式は、それまで流行し
ていた「柿右衛門様式」に替わり、1690年代
に生まれた。「柿右衛門様式」同様にヨーロッ
パで好まれ、1690〜1730年代にかけて大量
に輸出された。
 
色絵赤玉雲龍文皿
佐賀県立九州陶磁文化館所蔵品

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