柿右衛門様式
1670年代から1690年代にかけて流行した様式。
この様式は赤や黒で細く輪郭を描いた後、
赤、緑、青、黄で着色された文様が特徴で、乳
白色の素地(濁し手・にごしで)に、余白を生
かした絵画的な作品。ヨーロッパに数多く輸出
され、ドイツのマイセン窯やフランスのシャン
ティ窯で模倣された。繊細で優美な作風がヨー
ロッパの王侯貴族を魅了したに違いない。
 
色絵龍虎文輪花皿
佐賀県立九州陶磁文化館所蔵品

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